世界の企業保険引受会社のランク
「ビジネスインシュアランス」、98年11月9日号にスタンダード&プアーズ社の調査による
世界の企業保険引受会社(注)トップ200社が掲載されていた統計結果をいくつか拾い上げると:
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昨年と変らず、東京海上、ロイズ・オブ・ロンドン、アリアンツ、ロイヤル&サンアライアンス、AIG、C
N A、 チューリッヒ等 |
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トップ200社の所在地は世界40ヶ国に散らばっている |
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一位の東京海上は、1996年の正味収入保険料107億ドル、剰余金241億ドル |
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200位のアブダビ・ナショナル保険会社の正味収入保険料は2,300万ドル、剰余金2億5,400万ドル |
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200社の正味収入保険料総額は2,860億ドル、剰余金3,180億ドル |
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上位10社の正味収入保険料総額は860億ドルで全体の30%,剰余金は930億ドルで全体の29%を占める |
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上位25社の正味収入保険料総額は1,490億ドルで全体の52%、剰余金は1,670億ドルで全体の53%を占める |
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支払能力における格付け評価について言えば、AAA(極めて強力)に該当する会社からCCC(非常に悪い)に該当する会社までが含まれている;
200社の内、172社(全体の86%)が安全圏の評価を受けている |
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各保険会社の正味収入保険料と剰余金には、企業保険と個人保険(家計保険)両分野の金額が含まれている(両者を区別するのは不可能だからである) |
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日本社は50位までに13社が含まれている。 |
(注)企業保険引受会社:
企業や団体の保険を引き受ける保険会社をいう。
個人を対象とした自動車保険やホームオーナーズ保険等を主に引き受ける保険会社、例えばステートファームやオールステート保険会社はこの統計には含まれていない
(詳細は「ビジネス・インシュアランス」の同号をご参照下さい)
リスクマネジャーの給料
「ビジネス・インシュアランス」1999年3月23日号より
"第二回RIMS及び従業員福利給付調査書"によると:
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米国のシニア・リスク・マネジャーの平均勤務時間は一週間に47時間 |
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スタッフ数は平均8名 |
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年収は$103,000 |
この調査書にはリスクマネジャー(主に損害保険部門)と従業員福利給付プラン担当マネジャー(生保部門)の報酬が比較されている:
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従業員福利給付プラン担当マネジャーの平均年間給与は$58,000 |
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クレーム・マネジャーは$55,000 |
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リスクマネジメント・アナリストは$41,500 |
リスクマネジャーに対するその他の扶助について言えば:
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16%が自宅で使用するコンピュータ設備 |
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40%が移動電話を与えられている |
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29%が自動車手当てが与えられている |
その他、調査結果をみると:
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29%がMBAを取得している |
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現職について8年である |
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返答した企業/団体の40%が病気休暇を使用しない場合、有給休暇に加算できる |
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返答した企業/団体の半数以下が長期所得補償保険を付けている |
(詳細は、「ビジネス・インシュアランス」誌の同号をご参照下さい)
以上
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