米国リポート (1999年7月)

● ステートファーム保険会社の被保険者への配当金は9億ドル

ステートファーム自動車相互保険会社は、今月初め、35州及びワシントンDCの自動車保険契約者に対し、9億ドルを配当金として返礼することを発表した。 ステートファーム相互保険会社の取締役会で承認された返礼保険料は、契約者毎に次回の更改時に小切手で支払われる。 この度の8億9千160万ドルの配当により、 1991年以来の同社の配当金総額は24億ドルの上ることとなった。

配当は最近の損害頻度及び強度共に同社が予想した金額より低かったことによる。 今回の発表は昨年11月になされた29州及びワシントンDCにおける6億5千百万ドルの配当返礼金に続くもの。

同社は1997年に34州の、そして1998年には21州において保険料率を下げた。 損害率が良好であることから、1997年には全体平均1.6%を下げたが、自動車保険における料率低下は1974年以来のことである。

返礼金額は州によって、更に契約者毎に異なっている。 保険期間6ヶ月(米国では自動車保険期間は殆どが6ヶ月)の保険料に対する返礼保険料のパーセンテージ、 州の返礼金総額、保険証券数は次の通りである。 幾つかの州を選んでみた:

返礼金額総額 保険証券数
カリフォルニア 15.4 $172,000,000 2,951,200
ハワイ 20.0 $11,300,000 119,000
イリノイ 15.5 $112,100,000 2,231,100
ミシガン 4.9 $22,000,000 1,223,000
ロードアイランド 20.0 $300,000 4,800
テキサス 16.9 $178,600,000 1,895,200

以上

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