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ARMオンライン・コースのご案内

IEA(Insurance Educational Association)

(1) 発展と歴史

IEAの米国における歴史は非常に古くその起源は125年前の1876年に設立された”Fire Underwriters Association of the Pacific; FUAP” (=太平洋火災アンダーライターズ協会)にまでさかのぼります。当初は火災保険証券約款、規制法、保険に関わる税金やその他の統計資料の収集に関わっていましたが、後に教育を専門とする協会になりました。過去70年間米国西部において保険教育の発展を推進しています。協会名から事業内容が容易に推測できるように新協会名、「Insurance Educational Association; IEA」(保険教育協会)が採用されたのは1966年です。 

1963年には初の”Insurance School of the Pacific; ISP”(=太平洋保険学校)が開催され、2001年まで39年間、日本の保険業界に働く人達に5週間の保険セミナーを提供しました。

1978年、IEAのコースは大学教育と同等の単位コースであることがアメリカ教育審議会によって認可されました。1982年には、リスク・マネジメントや損害保険コースに加え、CEBS(従業員福利厚生給付プログラム・スペシャリスト)コースも導入されました。

1983年にはアリゾナ州、1989年にはオレゴン州、1997年にはオレゴン州でも授業が行われるようになりました。現在IEAの年間述べ生徒数は1万5千人です。

(2)組織

IEAは非営利の団体です。正会員の会社(保険会社やブローカー社)数は150。非会員も授業を受けることができますが、授業料は会員よりも少々高めです。多くの社員を抱えている保険会会社やブローカーは会員になることにより授業料を削減することができます。 

本部はサンフランシスコで、国際プログラム、北部カリフォルニア及びオレゴン支部を管轄しています。南カリフォルニアのニューポートビーチ支部はアリゾナ州を担当しています。又、サクラメント支部ではブローカー/エージェント免許取得コース、生命保険、医療保険コースを運営しています。 

IEAが雇用している講師の年間述べ人数は500名。講師はリスク・マネジメント・コンサルタント会社、保険会社、ブローカー、経営コンサルティング会社等に働く専門家や弁護士で、業界における経験平均年数は15年です。

(3) 教育プログラム

IEAの提供するプログラムには専門コース、ワークショップ、ライセンス取得コースがあります。 

A. 専門プログラム

プログラムの殆どが、一般の大学のビジネス学科や保険学科の3年生、又は4年生、或いは大学院の単位への移管がアメリカ教育審議会によって認可されています。これらのプログラムはアメリカ保険研究所によって編纂された教科書を使用し、試験をパスすることによって称号を取得します。例えば、次のようなプログラムがあります:

≫ CPCU (Chartered Property & Casualty Underwriter)=公認損害保険学士
ARM (Associate in Risk Management)=リスク・マネジメント準学士
≫ AMIM (Associate in Marine Insurance Management)=海上保険準学士
≫ AIC (Associate in Claims)=クレーム準学士
≫ AIM(Associate in Management)=マネジメント準学士

各プログラムは幾つかのコースに分かれ、一コースは通常1週間に一度、会社の就業時間後、例えば午後4時から 2時間半行われ、12週間から14週間で終わります。一コースが一般大学の授業の2単位又は3単位に相当します。 

B. ワークショップ

一月に約40クラス開催されます。特殊な種目の専門知識を学ぶための一日、又は半日のクラスです。その時々の話題や法律問題、新しい保険商品についての講義です。例えば、最近の講義をいくつか紹介しますと:

≫ エージェント/ブローカー専門家職業賠償責任リスクのマネジメン
≫ 労災保険の法律問題
≫ 専門家に聞く:所得補償保険の問題点
≫ カリフォルニア州の新しい保険規制法
≫ リスク・マネジメントに関わる最新の課題
≫ 雇用法と保険

これらの講義の殆どがエージェント/ブローカー・ライセンスの継続教育として州保険庁に認可されています。継続授業とは、ライセンスを取得したエージェントやブローカーがライセンス維持のために受講を課せられた講義です。州によって年間の講義時間数は異なりますが、例えば、カリフォルニア州では年間15時間の講義を受けなければなりません。

C. エージェント/ブローカーのライセンス取得コース

損害保険と生命保険のライセンスがありそれぞれ52時間の講義からなります。受講後、州の保険を受けパスするとライセンスが与えられます。取得後はライセンス維持の為に、専門プログラムやワークショップを受けます。

4.生徒

年間述べ生徒数は1万5千人。生徒は保険会社の社員、エージェント、ブローカー、州保険機関のスタッフ、企業のリスクマネジャーです。IEAのカリキュラム・ディレクターであり、ARMオンライン・コースの講師であるデイビット・ブレイクスリー氏(CPCU)に生徒の平均像をたずねたところ次のような回答がかえってきました:

≫ 平均年令30歳
≫ 本人が現在所属する部署(海上保険、損害査定など)の分野の講義を受けている
≫ 授業を現行の職務にどのようにして役立てることができるかを常に探っている
≫ 8時から5時までフルタイムで仕事をしているので、夕方の授業にきた時には既に疲れきっている
≫ 家族がある
≫ 特定の種目においては講師より知識を有する
≫ 自宅に仕事を持ち帰る
≫ 共働きであり、家事、子供の世話を責任分担して行う

「講師としてこれらの事情を理解しておかねばならない」と、ブレークスリー氏は語っています。十分に実務経験のあるこれらの生徒は、理論ではなく、“応用”を習うために受講しています。従って、このような生徒と対話形式の授業を展開しなければなりません。

講義やワークショップには、保険会社社員、エージェント、ブローカー、リスクマネジャー等、保険において利害の異なる人々が同じ教室で学びます。「利害の異なる様々な職種に就いている者が、共に学ぶことの利点がある」とIEAの講師、デイビッド・ブレイクスリー氏は語っています。保険やリスク・マネジメントについて考え方の違いを比較し、お互いの理解促進に役立つからです。

以上

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